いきいきと、強く明るくたくましく、
思いやりのある心を持つ子どもを育てる
覚照こども園は、幼児保育・教育の場を通して、保育される幼児と保育する保育教諭が、浄土真宗のみ教えのなかに、ともに生かされ育てられていくことをめざします。
【保育教育方針】
人の一生を支配する人格の形成は、3~6歳までに決まると言われます。
本園では、子どもにとってそのような大切な時期を、児童憲章のもと児童福祉法に則り、豊かな宗教情操教育(まことの保育)の中で、一人ひとりの児童がしあわせな生活が出来るよう心身の健全な調和的発達を助長しながら、園とご家庭と協力し乳幼児の保育・教育に努めます。
一人ひとりを大切に…
【まことの保育】
「まことの保育」とは…
浄土真宗を開かれた親鸞聖人の生き方に学び、生かされているいのちに目覚め、ともに育ちあうことを理念とし、その実践は、ご本尊の阿弥陀さまの尊いお姿とお浄土の世界に、保育教諭、園児、保護者が共に学びながら、共に成長することをめざします。
【保育理念】
親鸞聖人の生き方に学び、生かされているいのちに目覚め、ともに育ち合う。
【保育目標】
生かされているいのちに目覚め、他を敬い愛する心と、生きる力を持つ子どもを育てる。
1,仏さまをおがむ子を育てる
園では、仏さまに手を合わせて園の一日が始まります。仏さまはいつでもどこでも、私を見守り、寄り添っていてくださいます。
子ども達は、仏さまのみ教えを聞いて、自らのいのちの尊さに目覚めることにより、どんな苦難に遭っても生きぬいて行く強い心が育まれます。
2,思いやりのある子を育てる
「ありがとう」「すみません」謙虚で、とても美しい言葉です。園では、動植物を育てることや、四季折々に自然とふれあうことを大切にします。
その体験の中でいのちの尊さを学び、私を支える多くのいのち、更には物に対してまで謙虚に「ありがとう」と言える、感謝の心が育まれます。
3,お話をよく聞く子を育てる
お話を聞くということは、聞いてよく理解することです。それは、聞いたことを、自分の言葉で他に伝えることが出来るようになるということです。
絵を描いたり、工作や遊戯をしたりする時など、お話をよく聞いて行うようにすることで、子ども達の探求心や表現力はぐんぐん育まれます。
4,みんなと仲良くする子を育てる
園は、子ども達が初めて関わる小さな社会です。園では、友だちと仲よくするための様々な「きまり」を学び、社会性を身に付けていきます。
友だちとの関わりを通して、お互いの存在を認め合い、いのちのつながりを感じる中で、他を思いやる心、助け合う心が豊かに育まれます。
【保育主題】
〔仏さまをおがむ子を育てる〕
信順(おがみます)
- 皆がそろって仏さまを敬うこころを育む。
讃嘆(たたえます)
- お友だちの良い点を、素直にほめることのできるようになる。
歓喜(つよくのびます)
- 様々な体験を通して、生きることの喜びを知る。
〔思いやりのある子を育てる〕
照育(あおぎます)
- 自分は、いつでも、どこでも照らされ見守られていることを知る。
反省(かえりみます)
- 自らのあり方を省みて、改善する力を身につける。
報謝(はげみます)
- 「有り難う」「お陰さま」の気持ちを、形にきるようになる。
〔お話をよく聞く子を育てる〕
聞法(よくききます)
- お話の内容をよく理解し、自らの言葉で伝えられるようになる。
領解(こころがけます)
- 「きまり」を守り、自らを律する力を身につける。
精進(つとめます)
- 最後まで諦めず、成し遂げる力を身につける。
〔みんなと仲良くする子を育てる〕
報恩(よろこびます)
- 多くのいのちのお陰によって、生かされていることを喜ぶ。
和合(なかよくします)
- 自分が言われたり、されたくないことは他人に対して慎む。
奉仕(てつだいます)
- 自分でできる手伝いは、進んで行えるようになる。
阿弥陀さまという大きな存在に包まれ、生かされているという自覚
めざす子ども像
子ども一人ひとりを大切にする教育・保育
- ほとけさまをおがむ子
- 思いやりのある子
- おはなしをよくきく子
- みんなとなかよくする子
めざす保育教諭像
子どもとともに学び、ともに育つ姿勢
- 「Amida Heart」に学び、いのちを大切にする保育教諭
- 一人ひとりの子どもを平等に大切に育てる保育教諭
- 子どもとともに学び、ともに喜び、ともに成長する保育教諭
- 感謝の心を大切にしながら生きる保育教諭